卒園パーティー

卒園パーティー

テンダーラビング保育園関口の堂地先生こと『なお先生』がJICAの青年海外協力隊としてカメルーンへ!!

現地でも保育士としてご活躍されます。


カメルーンでは毎年5月末〜6月上旬に卒園パーティー(日本でいう卒園式)が行われます。

これまでの園での活動での成果を発表する場でもあり、日本でいう発表会のような要素も含まれています。

私は活動も終盤なので、教育事務所が管轄する複数園を巡回訪問してアクティビティをより多くの園に広めつつ、これまで主に活動していた2園では卒園パーティーの出し物をいくつか担当しました。

数あそびの発表の様子

 

ペットボトルボール入れ対決

ペットボトル入れ対決の様子

 


歌あそびの発表

運動あそびや歌あそびなど、普段子どもたちが好きなものを発表に繋げましたが、その中でも子どもたちや先生方、保護者の方から好評だったのは、色水を使った『不思議なジュース屋さん』というオリジナルの劇遊びでした。

色を学ぶ単元の際に取り入れた色水遊び。
カメルーンはまだまだ実際に自分で体験して遊びながら学ぶというアクティビティが少ないため、子どもたちも興味津々で色水を使うことに大喜びで、当日の発表に向けても楽しく取り組めました。

また、劇の発表では台詞覚えが得意な数名が選ばれ、長いセリフを毎日繰り返し練習することがまだまだ一般的なカメルーン。
そこで私はグループ制で全員参加、繰り返しの台詞、限られたもので手作りした小道具を取り入れる、など無理なく楽しんで練習できるように構成しました。

当日はアフリカンタイムで3時間遅れの開始という新記録となりましたが(笑)、お決まりののりのりダンスをはじめ、様々な発表で盛り上がりました!

最後は卒園児がアカデミックガウンを着て登場、卒業証書や文房具やお菓子などを受け取り、アフリカンミュージックで踊りながらのフィナーレでした!

また、長く関わらせてもらったお子さんの卒園に加えて、9月中旬に任期を終える私にとっての最後のパーティーだったのでとても感慨深かったです。

卒園式後に先生たちと打ち上げのような感じで食事をするのですが、私の任期満了が近づいていることを再認識して、涙してくれました。

赴任当初は言語の壁もあり苦労もありましたが、「珍しい日本人保育士」から私のパーソナリティを理解し、「同僚のひとり」として認めてくれるようになっていたことを強く感じて、忘れられない1日になりました。

~番外編~

卒園パーティーに向けてカメルーンスタイルの髪型にチャレンジ!

カメルーンの方々の髪の毛は細かい縮れ毛で伸ばすとふわふわのアフロヘアになるそうです。

美容室はハサミを使って髪を切るのではなく、編んだり、ヘアエクステやウィッグを付けたり、ヘアセットをするための場所です。

パーティー前日に美容室に行き、カラフルなヘアエクステの中から好きな色を選び、地毛の根本から編み込んでもらいました。

所用時間は3時間半!編む向きや編み終わり、三つ編みの太さなど色々とオーダーできるのですが、初回はお任せして、アジア人のストレートヘアに興味心身な美容室の女の子たちとおしゃべりを楽しみながら一本ずつ丁寧に編んでもらいました。

驚いたのは、カメルーンの方は洗髪をせずに1ヶ月ほど保たせるとのこと!

私は毎日泡で洗髪をしましたが、乾かすのが大変で、髪が強く引っ張られて日に日に痒みが増していくのと、アジア人の髪質では崩れやすいようで10日ほどで解きました。

編み込んだブレイズヘアにすると、街の人も園の先生たちもとても喜んでくれました!

パーティーでは先生たちとお揃いのアフリカ布の衣装を来て、パーティー後には恒例の写真撮影会が行われました。

ちなみに下の写真は、後日別の色や高い位置で編み終わるような別のスタイルで編んでもらった時の写真です!
カメルーンの方は、ブレイズヘアをお団子のようにしてまとめていることも多いです。マルシェのマダムが私の髪型に喜んで一緒に写真を撮ろうと言ってくれた時の一枚です(笑)

新学期は9月から開始で、8月末の先生たちの準備期間まで長いバカンスで休園です。


私は教育事務所で新学期の準備をしたり、活動のまとめ作業をしたりして過ごしますが、園がある時よりも時間に余裕があるので引き続き現地の友人や街の人たちとの交流や文化体験も楽しんでいきたいと思います!

☆おまけ 恒例の、のりのりアフリカンダンス!

以上、なお先生からでした!
子ども達のキラキラした様子を見ていると私たちも元気をもらえますね。
なお先生の髪型もとっても素敵です!

次回配信もお楽しみに♪


♥なお先生のプロフィール♥

◇名前:堂地 由緒(どうち なお)

◇趣味:旅行

JICAの青年海外協力隊志願のきっかけ:学生時代に1ヵ月間海外ボランティアに参加。日本と海外の違いを目の当たりにし、衝撃を受けた。保育士になった後に他国の保育園をいくつか訪問。その上でもっと自分の目で見て学びたいという想いのもと志願。