カメルーンで赴任中の園をご紹介します

カメルーンで赴任中の園をご紹介します

テンダーラビング保育園関口の堂地先生こと『なお先生』がJICAの青年海外協力隊としてカメルーンへ!!

現地でも保育士としてご活躍されます。


ついに園での活動が始まりました。どの国でも子どもたちの笑顔はやはりキラキラ輝いていて、元気をもらえる毎日です!
私は県の初等教育事務所(教育委員会のような組織)配属となっているので、複数の園を掛け持っています。派遣の大まかな目的は、教育事務所職員や現地の先生たちと協働して、園環境や日々の活動内容を子どもたちが楽しめるより良いものにしていくことです。

 

まずはカメルーンの園の基本情報からお伝えします。

カメルーンは小学校(6歳〜)の6年間が義務教育にあたり、毎年の登園費7500CFA(日本円で1500円)や制服代6000CFA(1200円)を納めることができるご家庭のお子さんが登園しています。

※ちなみに公立園の先生たちの月収は150000〜200000CFA(3万〜4万円)
カメルーン全体の平均月収は7,800円(word data infoサイトより)と、貧富の差が大きいことは日々の生活の中でも実感しています。

登園の目的は、小学校入学前の2年間の就学前教育という意識が強く、こちらではécole maternelle(幼稚園)と呼ばれているので、以下幼稚園と呼びます。

 

大まかな1日の流れ

◆7:00〜8:30 登園
登園は、基本的に徒歩が多いですが、たまに中型・大型バイクタクシー(運転手、保護者、子どもの3人乗り)も見られます。
また、保護者ではなく、隣にある小学校の兄弟と登園してくる子がとても多いです。

※登園後は各自持ってきた軽食を食べるなどして待つ

◆8:30〜11:00
活動(歌や日付確認、ワークブックでの文字の書き取りや塗り絵など)
※途中で軽食休憩を挟む

◆11:00〜12:00 戸外自由遊び

◆12:00〜13:30 活動

◆13:30〜14:30 降園
保護者や小学校を終えた兄弟が迎えに来る

 

30分ごとに活動が区切られたデイリースケジュールがあるのですが、その通りになっているのは見たことがなく、毎日固定されているのは軽食休憩と戸外遊びで、毎日の活動内容や小休憩の時間帯や配分は日によって様々です。(笑)
活動については、後々の日記で載せていきたいと思います。

以下、現在私が勤務している公立幼稚園です。同じ敷地内に3つの園(計7クラス)があり園庭は共用のため、各園で戸外遊びの時間を分けています。

フランス語園A
4歳 58人 先生2人
5歳 44人 先生2人

フランス語園B
4歳 60人 先生3人
5歳 25人×2クラス 先生各クラス1人

英語園
4歳 44人 先生2人
5歳 51人 先生2人

 

 

現地での活動の様子、初回は概要を簡単にお伝えして頂きました!次回以降も引き続き園活動のレポートをしていきます♪


♥なお先生のプロフィール♥

◇名前:堂地 由緒(どうち なお)

◇趣味:旅行

JICAの青年海外協力隊志願のきっかけ:学生時代に1ヵ月間海外ボランティアに参加。日本と海外の違いを目の当たりにし、衝撃を受けた。保育士になった後に他国の保育園をいくつか訪問。その上でもっと自分の目で見て学びたいという想いのもと志願。