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新学期が始まりました!
テンダーラビング保育園関口の堂地先生こと『なお先生』がJICAの青年海外協力隊としてカメルーンへ!!
現地でも保育士としてご活躍されます。
約3ヶ月の長かった夏休みも終わり、9/5に新学期が始まりました。私の活動場所も教育事務所から、また園へと戻り、カメルーンの元気な子どもたちとの日々が再開しました。
ただ、登園に必要な制服や教材の準備を各家庭で終えていなかったり、保護者の休暇に合わせたりと、新学期は子どもが少なく9月の終わりにかけて少しずつ子どもが揃い始めていました。
今回は新学期に園で取り入れた遊びをいくつか紹介します。私が勤務しているカメルーンの公立園には、金銭的な理由でおもちゃがひとつもないのですが、国が定めた年間カリキュラムには、指先遊びなども記載があります。カメルーンの園では遊びよりも文字や数の習得が重視されてきたため、先生たちも遊びのアイデアをあまり持っていません。最近の指先遊びのテーマに「ひもを通す」や「細かくちぎる動作」が入っていたので、廃材やこちらで手に入る身近で安価なものを使い、子どもの発達段階に応じて、紐通しやちぎり絵などの指先あそびや製作あそびを取り入れました。
▼月案の『形』(丸、三角、四角など)の学習とちぎり絵を組み合わせた製作遊び
▼切ったペットボトルと穴あけパンチで作った紐通し
▼ストローの紐通し
子どもたちは、初めて取り組む遊びに興味津々で、とても良い顔をして集中して楽しんでいました。カメルーンの先生たちも、新しいアイデアに喜んでくれて、私も嬉しくなりました。同時におもちゃや製作材料が自由に使える日本の園環境がどれだけ恵まれているのかを日々感じています。
また、10/5はユネスコが制定したWorld Teachers’ Day(世界教師の日)でした!教師に対する支援と理解を求める、教育を行う権利や教育を受ける権利の重要性を訴えることなどが目的とされています。
カメルーンでは学校や園が休みになり、各地で教育関係者が集まるセレモニーやパーティーがありました。毎年のWorld Teachers’ Dayのために作られるアフリカ布で各々仕立てた服を着て参加する人が多いです。
私が参加した市内のセレモニーはなんとプログラムより2時間半遅れで開始しました(笑)アフリカンタイムにはだいぶ慣れてきたものの、大きなセレモニーでも大幅な遅れが出ることには驚きでした。
そのあとは園の先生と食事をしたり、アフリカンミュージックに合わせて3時間近く踊ったりとエネルギッシュな1日となりました。パーティ毎の長時間特訓により、アフリカンダンスも日々上達しています!(笑)
この日のレストランやバーは、各地の教育関係者の方でいっぱい!ここで踊っているのもどこかしらの教育関係者で初対面の人も多かったですが、音楽に合わせてみんなで一緒にダンスを楽しみました。音楽がなると、老若男女関わらずみんなノリノリで踊るのがアフリカならではです!
玩具が一つもない中で年間カリキュラムをどう行うか、難しい課題ですが日本の保育が参考になる部分があると嬉しいですね!
また、アフリカンでノリノリなダンス…3時間以上踊るなんて、すごいですよね!
次回配信もお楽しみに♪
♥なお先生のプロフィール♥
◇名前:堂地 由緒(どうち なお)
◇趣味:旅行
◇JICAの青年海外協力隊志願のきっかけ:学生時代に1ヵ月間海外ボランティアに参加。日本と海外の違いを目の当たりにし、衝撃を受けた。保育士になった後に他国の保育園をいくつか訪問。その上でもっと自分の目で見て学びたいという想いのもと志願。